ナズキの源流はペルシャから来たナティフィ (ジョージア語での発音はナティピ) というパンだと言われている。このお店はその古代ジョージアのレシピを再現しているという点で他のナズキ屋とはコンセプトが異なる。製法の最も大きな違いは、他のナズキとは違いナティフィはトネを使わずにオーブンで焼き上げるということだろう。Google Reviewを読む限りでは「これはナズキではない」と感じる人も少なからずいるようだが、新興勢力ながら2025年時点でスラミに3店舗、ハシュリに3店舗を構えている (おそらくナズキの世界最大手) という事実、そして他のナズキ屋よりも1ラリ高い4ラリでも販売できているという事実が人気を物語る。

筆者はこのナティフィを初めて口にした時、他のナズキにはないもちもちさとしっとりさに感動を覚えた。トネを使用していない分生地が蒸しパンのように柔らかく、一口頬張った瞬間に芳醇なナズキの香りが口いっぱいに広がる。24時間営業で駐車スペースあり。カード払い可。

🗺️ https://maps.app.goo.gl/Ly1YSehwZhNNiRnPA
筆者の経験上、ハシュリのマルシュルートカ発着場の隣にある店舗には高性能の保温システムがあるので常に熱々のナズキが提供される。ナズキの源流に触れたい方はぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか。



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